「しゅうせんやさん!」って
不動産屋のことを「しゅうせんや」といいます。
私が初めて聞いたとき、
周旋屋の「周旋」は「終戦」だとてっきり思っておりました。
現場で「周旋屋さん!」と声をかけてくれるのは、
だいたい高齢の方が多いから。
だから私の勝手な想像で、不動産屋をしゅうせんやと言うのは、
(…戦後のどさくさまぎれに土地を転がしてひと儲けした胡散臭い
業をしていた人たち…)と思っていました。
だから「終戦屋」なんだと…
ところが、漢字を聞くと実は終戦屋ではなく、「周旋屋」だったのです。
最近まで知らなかった…。
そこで周旋の意味を調べると
「周旋(しゅうせん)とは売買や交渉で当事者間に立ち世話をする事である。」
とのこと、また、
「事をとり行うために動き回ること、面倒をみること。」
らしいです。
昔は不動産屋さんは仲人のような役目だったのでしょうね。
意味を調べれば、周旋屋っていい呼ばれ方ですよね!!
どちらかといえば今の業界は「代理人、交渉人」といった感じで、
依頼者のことだけを考え行動、交渉するような
役目に代わってきたような流れもあります。
今どきの不動産仲介業などは「バイヤーズエージェント」といったり
「セラーズエージェント」と言ったりしますから…
(こう呼ばれるのも嫌いではなくどちらかというと好きですが。。)
やはり、私は個人的には「周旋屋さん」と呼ばれるような、
当事者間に立って、相手の立場に立った取引を提案できる
纏め役になりたいと思っております。
不動産取引をまとめるには「キーマン」は必ずいますし、必要ですから…