相場と比較して高いか安いか

不動産にはいくら不動産会社が査定したとはいえ

高い、安いが有ります。


弊社のホームページもお客様に相場観を養っていただくためにまた、

相場を知っていただくためにも市場に出てきた様々な売り物件の事実を、

できるだけたくさん開示するようにしております。


相場と比較して高いか安いかなのですが、

まず、価格を形成する要素には以下の点が挙げられます。


一番わかりやすいのが取引事例です。

過去の取引を例に挙げ、該当の物件と比較します。

余談ですが、当社では、売主様、買主様いずれのお客様に対しても説明できるように

最近2年ほどの売り物件のデータをすべてエリアごとに保存しております。


次に、原価法(積算法)。

建物などがある場合、新築としての価格を工事代金から割り出し、

それを築年数で割り出す方法などもあります。

これには建築や素材の単価や目利きが必要でしょうね…

現状の不動産査定って注文住宅も建売住宅、構造なども関係なく

延面積で価格を決めてしまう傾向にありますので…


最後に、収益性から比較する方法があります。

収益還元法ですね。

この説明を始めたら、税務や会計にまで話が膨らみ、

本が一冊できるほど長くなるので

興味ある方はお会いした際に言っていただければ説明します…


特に収益物件は利回りばかりで物件の良しあしが判断されがちですので、

査定する不動産屋の知識によっては、極端に安かったり高かったりします。


…ほとんどの場合が高いです。

が、単純に利回りだけで値付けをしてしまった物件などの場合

非常に魅力的な物件が出てくることも事実です。

(単純に高利回りが魅力だと言っている訳ではないですので)


あとは個別な生々しい事情、これが大きい。

任意売却や資産整理などや、事故物件、

一般受けしない大きな土地(物件)や小さな土地(物件)、変形地(間取り)

取り上げればきりがありません。


また、最初は少し高かった物件が、

いつの間にか2〜3割ほど下がった物件など

魅力的なものもちらほらありますので、

新着ばかりでなくそんな物件にお問い合わせいただければ、

さらにじっくり交渉できるのですがねぇ…


ただ、このように様々な方法で不動産業者は査定しますので、

よほどの事情がない限り極端に安い物件などこの世に存在しないということですが、

安い高いは結局、当人からすれば宝物かもしれない様な物件…これが安いわけで…

こんな物件を探すことが一番良いのかもしれません。


例えば、線路沿いの物件など、ほとんどの方が懸念することも、

電車オタクなら宝物かもしれないですよね。

自分にとって譲れないところと譲れるところを整理しておくことが

お得な物件(安い物件)を買う最善の方法です。