購入申し込み、買付証明を書く理由

久しぶりの更新です。

年明けから優良な不動産が多く出ております。

買い時、売り時なんてわかりませんが、

昨年にはない価格でマンションが出てきたり…


なかなか景気が良くならないのですが、

一方で優良な不動産には2番手3番手の買主が群っています…

収益物件なども含め、買付証明書はけっこういただくのですが…

買わないのでなく、『買えない』ことも結構あります。


余談ですが、買付証明をいただく際に弊社はお金はお預かりしません。

(言っておきますが、この時点で業者がお金を預かり、没収すると宅建業法違反ですよ)

特に、『不動産売買』を専門にやっている業者は、

宅地建物取引主任の資格者が、担当する場合がほとんどだと思いますので、

うちに限らず、申込時にはお金を預かるようなことはしないと思います。


しかし、賃貸の場合は不動産の取引慣行上預かることのほうがい多いのかな?…

本当は立派な業法違反なのですがね…


買付証明(購入申込)は、

・購入希望価格
・自己資金
・ローンの有無
・購入者名

などを、売主に書面でお伝えするために書いていただくのです。

あとは、大事な事、正式な購入の意思表示と番手保全です。



しかし、まだ契約前なので電話ひとつで撤回も可能です。(これも伝えます)

とはいっても、撤回を繰り返すとお客様と業者の信頼だけでなく、

業者同士での信頼関係までが壊れるので、

その申込条件で買うという意思が固まって入れていただくことが原則です。



不動産売買にとって、購入申し込みは交渉の『入り口』です。

仲介業者は書面をいただいて初めて売主(売主業者)と交渉できます。

もちろん事前にお客様の良い条件を伝えて、

交渉できるのかできないのかなど根回しはしますが、

事前に交渉可能額などわかりません。

(わかる場合もまれにありますが。。)



また、交渉の際に出来るだけいい条件を売主に伝えたいので、

仲介業者は事前にお客さんのことをお聞きします。

だから、自己資金、勤務先、借り入れ状況などを聞くのです。

これを聞く理由は、住宅ローンに関連してくるからです。

買主にとって一番のハードルは住宅ローンです。

問題のない方でも仲介業者が知らなければ意味がありません、

交渉するのは仲介業者ですから。

仲介業者が、お客様を値踏みしているわけではないのです。


ローンの事や売主の債務(任売)の事、

その他契約前にしておきたい諸条件がありますと

そちらを先に目途をつけますが、

この買い付け証明を書いた後、売主の承認を得て通常早くて2〜3日、

遅い場合は1〜2週間ほどで見事契約となります。