共同仲介

不動産の取引の実態は、インターネットが普及するまで、閉鎖的で、

初めて不動産を買う方にとっては仕組みが非常にわかりにくかったとおもいます。


その例の一つが、共同仲介です。

これは、1つの取引にかかわる仲介業者が2社(以上)いるということです。


いまだにインターネットをしない世代の方などは、

不動産屋は、すべて売主と思っている方もいらっしゃるくらいですので、

2社の共同仲介となると理解不能です…


また、仲介業者もお問い合わせがあった場合に、

あたかも売主から直接依頼を受けているか、

自分が売主のような対応をすることも

不動産流通の誤解を招く原因になっていると思います。



私の今年の取引を見ても、両手取引は2件で、

あとはすべて共同仲介です。


共同仲介は、古くから地元で営業している業者様から、大阪市内外の業者様など

様々な不動産会社様と共同で取引をさせていただきました。


また、過去にも住友不動産販売様や福屋不動産販売様、

野村不動産アーバンネット様など、様々な大手仲介業者様とも

一緒に取引させていただいております。



私のような個人事務所の不動産会社と、

規模が格段に違う大手様との取引ができるのは、

宅建業法という縛りの中で、宅地建物取引業の免許を取得し、

レインズやさまざまな方法で他社との情報の共有ができているからなのです。


弊社にご依頼いただいたお客様も、契約となり、

売買契約書をみて、初めて大手不動産会社と弊社との共同仲介であることを

知る方もいらっしゃいます。


そこで変に安心されることも悲しいのですが…


大手様との共同仲介となれば、

契約書の書面などもすべて大手様の書式です。


契約書面の約款は、どこの不動産会社でも、

書いている内容自体はほとんど変わりがありませんが、

特約など、依頼者様の意向がすべて伝わっているかを

チェックする必要はあります。


当然、私としては依頼者に不利な文言がないことなども

チェックさせていただいております。



おかげさまで弊社も開業以来、今まで一度もトラブルは有りませんが、

停止条件、引き渡し希望日、ローンの条件などで後にトラブルになるのは、

そのあたりの打ち合わせがしっかりできていない場合が多いのです。


あとでクレームになっても、原則は契約書に書かれている文面通り

履行していきますので注意が必要です。


私は重要なことについては特に何度もお客様にお伝えするようにしています。

おかげさまでトラブルもなく無事3回目のお正月をを迎えることができそうです!

今年最後の決済が、クリスマス前に控えております。

最後まで気が抜けませんね!!