住宅診断(ホームインスペクション)

あっという間に6月、今年も半分過ぎました。

気が付けば、5月のブログ更新は1回のみ。。


本当はたくさん書くことがあったのですが、

私に文章力がないので(時間がかかる)後回しになっておりました。


5月は弊社、成績がよく、先月からの流れも含め3件の売買の申し込みを

いただき、うち2件が契約となりました。


どちらも融資停止条件付、1件は金融機関より無事内諾をいただきました。

1件は融資承認待ち。


残りの1件の買い付けは、住宅診断をうけることが条件。

結果が悪ければ、契約に至らないというもの。



その診断の結果が今日出ました。


築年数のたった物件だったので、経年劣化の痛みもたくさん見られましたが、

中でも致命的なのが雨漏り跡でした。

売主様曰く、修繕したそうですが、完全には治っていなかったような感じでした。


結局、物件の築年数も新築より20数年経っており、経年劣化も含め、

痛みが広範囲にみられましたので、検討した結果見送ることになりました。




私は、住宅診断などのホームインスペクションは、

どんどん一般的になってほしいと思う考えです。

なぜなら、宅建業者では確認できないほどの家屋の状態が調査できますから…


また、購入する家屋の状態を知ることができることも、買主にとっては有利な点です。


現状の中古不動産の流通業界では、売主による住宅診断は、

まだまだ一般的ではなく、どちらかというと後ろ向きです。

これは、費用がかかるうえに(戸建で10万弱かかります)

欠陥が見つかると、売却価格にも影響すると考えるからでしょう…


しかし、本当は、売主にとっても事前に診断しておいたほうが、

中古物件の不安も払拭され、履歴になり透明性が増し

買主も検討、購入しやすいと思います。


わずか10万ほどの費用で、第三者機関がここまで調査するなら、

私なら値打ちがあると思いますが…



仲介業者にとっても、トラブルを未然に防ぐこともできますので。

(事前に状態を知ることで、物件の瑕疵が少なくなる。)



話を戻しますが、今回の売主様(宅建業者)は、

快く診断をすることを承諾してくれました。

しかし、売主様、買主様をつなぎ合わせる良い結果にはなりませんでした。


ただ、もし『事前に』売主による診断結果などがあれば、

経年劣化の修繕などは、しないにしても、

それをご理解の上で検討、購入していただけていたのかもしれませんね。


そう思うと少し残念でなりません。