不動産会社が返事を聞く理由
物件の案内が終わると、不動産会社の営業マンはお客様に感想や結果をお聞きします。
そこで、お客様は『とりあえず考えます…』なんて返事が多かったりします。
そうすると、不動産会社は後日電話なんかで
『いかがですか、先日ご案内した●●の件は…』
となります。
ほとんどのお客様はいちいち結果を聞かれると、
これを『しつこい』や『急がせている』と感じるようです。
弊社も、しつこい営業はしない!とホームページでも約束しておりますが、
案内当日には結果を、かならず一度は確認するようにしております。
しかし、実際に見送りの理由まで答えてくれるお客様は少ないです。
断ることが気の悪いことだと思うのでしょうね…
不動産屋が結果を聞く理由、
その答えは簡単、『自分が売主ではないから』です。
もっと言うと『売主もお客様』だからです。
これは買主に立場になって考えれば、分かります。
売主の立場で不動産会社から案内の予約があれば、
まず『どんなお客様か』気になりますよね。
そして案内が終わると、売主は、
『どんなお客さまだったか、どうだったか…気に行ったのか』
が気になるはずです。
そこで、売主が、
『この間の案内どうでした?』と不動産会社に確認した時、
不動産会社が、
『さぁ…どうでしょう…』
では話になりませんよね。
だから、不動産会社はこのような理由から
必ず結果を確認するものなのです。
皆さまも案内を受けたら結果のほうは答えるようにしてあげてくださいね。
不動産会社は決してその物件を売るために、
しつこくあなたに迫っているわけではないのです。
(中には、しつこくお客様に迫る営業マンもいるようですが…)
また、余談ですが売主側の不動産会社の営業は、
見に来られたお客様の素直な意見を聞きたいものなのです。
見ていただいた物件とお客様の、『断る理由』をうかがっているうちに、
物件のウイークポイントも見えてきたりしますから。
日当たりが悪いとか、思ったより●●とか…
案内を受けたら素直な意見を不動産会社に伝えるお客様こそが、
不動産会社にとっては良いお客様だと思います。
(ただし、現地や売主の前ではあまりストレートに言わないでくださいね…
さすがに売主さん気を悪くしますから…)