一般媒介契約を私なりに…

今回は一般媒介契約を私なりに思っていることを…

一般媒介契約は、売主が複数の不動産会社に声をかけて売却活動をします。

メリットは売主が自ら複数の業者に依頼しますので、

業者同士競争させることができ、

売主が売却状況等をコントロールできる事です。

近くに売り物件がある方や、時間にゆとりがある方などは

一般媒介契約のメリットが、任せきりの専任媒介（専属専任）より

大きいかもしれませんね。

ただし、一般媒介契約で売却活動をするのなら、

不動産を探すとき（買うとき）のように、

売主様自身が複数の業者に声をかけてください。

なぜなら、一般媒介契約にはレインズの登録義務がありませんので、

基本的には『声をかけた業者』しか売却活動していない場合が多いのです。

特に人気の地域にある場合や、売却を依頼された価格が、

相場よりすこし安かったりした場合は、

業者間で情報が流通しない可能性があります。

なぜ業者間で情報が流通しないかといいますと、

もしそのような情報を、流通機構を通じて他社に提供すると、

売主から売却の依頼自体を『専任』で預かっておりませんので、

その売り情報を他社に取られてしまう可能性があるからなのです。

（このような方法で売り情報を取る行為は、『飛ばし』といい、

不動産仲介のモラルに反する行儀の悪い行為です。）

もう一度言いますが、

一般媒介で売却活動をする場合は、『売主様自身』が

複数の不動産会社に声をかけてください。

できれば最低3社以上には声をかけたいものです。

『媒介活動の依頼』は『合い見積の依頼』とは違います。

ご自身が不動産を購入する際に、

たくさんの不動産屋を見て回りますよね、

実は一般媒介契約をするということとは、

それと同じことなのです。

だから一般で依頼する場合はどんどん声をかけましょう。

できれば、当社にも、ぜひ声をかけていただきたいものです（本音）

売主様にも当社独自のメリットがありますので…