不動産の流通のしくみ

家探しを始めると、新聞の折り込み広告やインターネットなどで

家探しをする方がほとんどだと思います。

その時に、不動産のチラシや住宅情報などを見ると、まったく同じ物件を、

全く違う不動産会社が掲載しているのを見かけると思います。

なぜこのようなことが起こるのかと申し上げますと、

実は不動産流通市場に流通している物件は、ほとんどが『レインズ』という

不動産流通情報システムに登録され、宅建業者（不動産業者）ならだれでも

登録されている物件の売却活動ができるからなのです。

つまり、近所のＡという不動産会社にあなたが売却の依頼をすれば、

レインズを通じて駅前のＢという不動産会社が買主を見つけてくれたりするのです。

逆もありますし、双方が売却活動することもあるでしょう。

では、なぜこのような仕組みがあるのかといいますと、

売却を依頼した不動産会社の顧客だけで買主を探すのではなく、

不動産流通業界で広く早く買主を探すためといっても過言ではないでしょう。

さらに売主様と『専任媒介規約』を結んだ不動産会社は、この不動産流通システム

『レインズ』に依頼された物件を登録することが法律で義務づけられております。

結果、売主様から依頼された物件をレインズに登録することによって、

ほぼすべての不動産会社に情報提供することができ、

素早く合理的に買主様を発見することができるというわけです。