不動産流通の変化

理想を追及することも大事ですが、

実態に正面から向き合う事も大事です。


不動産流通もここ数年で激動に変化しているのではないでしょうか…


私が開業した2010年は、

不動産のネット広告が格段に増えてきたころですが、

まだインターネットに力を入れている不動産会社は少なかったと思います。


昔は広告を1回して反響が何組…とかやっていましたから、

ほんと資本力の勝負で、小さな会社には非常に効率が悪かったと思います。


だからつい数年前までは、地元の情報を預かれば、

他社さんがお客様を紹介してくれたり、その逆もしかり…

業者同士の共同仲介の仕組みが生きていたのです。


いまはインターネットでお問い合わせいただき、直接成約につなげる。

当たり前になりました。


これは、インターネットで情報を掲載し

広告を『流し続ける』ことが出来るからです。


だから今、何が起こっているか?


いまは、売主から預かった仲介業者が直接買主を

見つけてくることが多いのではないでしょうか。


先日、ある不動産会社の営業の方と昼食をした際に

そんな話をしました。(焼肉ランチです!!)


これからは売り主様のためには依頼された物件を

売り切ってあげなければなりません。


共同仲介で不動産屋同士協力して取引する方法から

売主から売りの依頼を預かれば

『自社の力でしっかり売る』必要が出てきたように思います。

もちろん不動産業者同士のつながりは大事ですが…


あと、残念ながら…

不動産会社が2社で取引をすることに一般の方はあまり馴染みがありません。

馴染みがない上、共同仲介すると変に損したように思われたりします。

『最初からあっちに頼んだらよかったのでは?』と…


そりゃ深く考えないですよね。

依頼した不動産屋が直接買主を見つけてくると思っていて当たり前です。

こんなブログを読んでいれば別ですが。。。


他の業界でも、

中間の問屋などが沙汰されている時代。

弊社も同様。

流通の仕組みを考えれば、そうなることも当然かもしれません。


不動産売買で売主様から依頼を受けることは、信頼の証。

これからも受けた売りの依頼は、

しっかり安全に取引させていただかなければなりません!